医院ブログ
歯ぐきが下がってきた気がする…それ、歯周病の初期症状かもしれません
2026.07.30
みなさま、こんにちは
川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院 院長の藤田です。
当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。
鏡を見たときに、「以前より歯が長く見える気がする」「歯ぐきが下がってきたかもしれない」と感じたことはありませんか。
年齢による変化だと思ってそのままにしている方も少なくありません。しかし、その変化の背景には歯周病が隠れている可能性があります。
歯周病は初期段階では痛みがほとんどなく、自覚症状が少ない病気です。そのため気づかないうちに進行し、歯を支える骨にまで影響を及ぼしてしまうことがあります。
特に40代以降になると歯周病のリスクは高まる傾向があり、早期発見と早期治療が重要になります。
今回は、「歯ぐきが下がってきた」と感じる原因や歯周病との関係、早めに気づくためのポイントについて詳しく解説します。
目次
・歯ぐきが下がるのはなぜ起こるのか
・歯周病の初期症状は意外と気づきにくい
・歯ぐきの後退を放置するとどうなるのか
・歯周病を防ぐために今日からできること
・まとめ|パール歯科医院の歯周病予防への取り組み
歯ぐきが下がるのはなぜ起こるのか
歯ぐきが下がる状態は「歯肉退縮」と呼ばれます。
本来、歯ぐきは歯の根元をしっかり覆い、細菌の侵入を防ぐ役割を担っています。しかし何らかの原因によって歯ぐきが少しずつ下がると、歯の根元が露出し、歯が長く見えるようになります。
歯ぐきが下がる原因はひとつではありません。加齢による変化もありますが、それだけで大きく下がることは少なく、多くの場合は生活習慣やお口の状態が関係しています。
代表的な原因のひとつが歯周病です。歯周病菌による炎症が続くと、歯を支える組織が徐々に破壊され、歯ぐきが下がっていきます。
また、力を入れすぎた歯磨きも原因になることがあります。硬い歯ブラシで強く磨き続けると歯ぐきを傷つけてしまい、退縮が進む場合があります。
さらに、歯ぎしりや食いしばりによって歯や歯周組織に過剰な力がかかることも影響します。
最近では、口呼吸も歯ぐきの健康に関係していることが分かっています。口が開いた状態が続くと歯ぐきが乾燥しやすくなり、細菌が繁殖しやすい環境になるためです。
このように歯ぐきの後退は単なる見た目の変化ではなく、お口の健康状態を示すサインのひとつです。
歯ぐきが下がったと感じたら、「年齢のせい」と決めつけず、その原因を確認することが大切です。
歯周病の初期症状は意外と気づきにくい
歯周病が怖い病気といわれる理由のひとつは、自覚症状が少ないことです。
むし歯の場合は痛みが出ることが多いため比較的早く気づきます。しかし歯周病は進行するまで痛みを感じにくく、「気づいたときにはかなり進んでいた」というケースが少なくありません。
初期の歯周病では、歯ぐきの腫れや赤みが見られることがあります。しかし症状が軽いため、疲れや体調不良のせいだと思ってしまう方もいます。
また、歯磨きのときに少し血が出る程度で終わることもあります。そのため放置されやすいのです。
さらに、口臭が強くなったり、歯ぐきがむずむずするような違和感が出たりすることもあります。
そして見逃されやすいサインが「歯ぐきが下がった気がする」という変化です。
歯ぐきが下がることで歯と歯の間に隙間ができたり、食べ物が詰まりやすくなったりします。また、冷たいものがしみる知覚過敏が現れることもあります。
これらの症状は年齢による変化と思われがちですが、実際には歯周病が関係しているケースも少なくありません。
歯周病は静かに進行する病気だからこそ、小さな変化に気づくことが早期発見につながります。
歯ぐきの後退を放置するとどうなるのか
歯ぐきが下がった状態をそのままにしてしまうと、見た目だけでなくお口の健康全体に影響を及ぼします。
まず、歯の根元が露出すると知覚過敏が起こりやすくなります。冷たい飲み物や歯ブラシの刺激で痛みを感じるようになることがあります。
また、露出した歯根はエナメル質に覆われていないため、むし歯になりやすいという特徴があります。
さらに歯周病が進行すると、歯を支えている歯槽骨が溶けていきます。骨が失われると歯がぐらつき始め、最終的には抜歯が必要になる場合もあります。
歯を失う原因として、むし歯よりも歯周病の方が多いことは広く知られています。
また、歯周病はお口だけの問題ではありません。近年では糖尿病や心疾患、脳血管疾患などとの関連も報告されています。
つまり歯周病を放置することは、お口の健康だけでなく全身の健康にも影響する可能性があるのです。
歯ぐきの後退が気になった段階で適切な診査を受けることで、重症化を防げる可能性があります。
歯ぐきが下がるという小さなサインを見逃さないことが、大切な歯を守る第一歩になります。
歯周病を防ぐために今日からできること
歯周病は予防が非常に重要な病気です。
まず基本となるのが毎日の歯磨きです。ただし、力任せに磨けば良いわけではありません。歯ぐきを傷つけないよう適切な力で丁寧に磨くことが大切です。
また、歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは十分に除去できません。デンタルフロスや歯間ブラシを活用することで、より効果的な清掃が可能になります。
さらに、定期的な歯科検診も重要です。
歯周病は初期段階では自分で気づきにくいため、専門的な検査によって状態を確認することが必要です。
歯科医院では歯周ポケットの深さや出血の有無などをチェックし、問題があれば早期に対応できます。
また、歯石は歯磨きでは除去できません。定期的なクリーニングによって歯周病の原因となる細菌の温床を取り除くことができます。
生活習慣の見直しも重要です。十分な睡眠やバランスの良い食事、禁煙などは歯ぐきの健康維持に役立ちます。
そして何より、「まだ大丈夫」と自己判断しないことが大切です。
症状が軽いうちに対策を始めることで、将来の歯の寿命を大きく左右する可能性があります。
まとめ|パール歯科医院の歯周病予防への取り組み
歯ぐきが下がってきたと感じる変化は、単なる加齢ではなく歯周病の初期症状である可能性があります。
歯周病は痛みが少ないまま進行するため、歯ぐきの後退や出血、口臭などの小さなサインを見逃さないことが重要です。
また、歯周病は歯を失う原因になるだけでなく、全身の健康にも影響を与える可能性があります。
大切な歯を長く守るためには、毎日のセルフケアと定期的な歯科検診を組み合わせながら予防に取り組むことが欠かせません。
パール歯科医院では、歯周病の早期発見と予防に力を入れています。患者さま一人ひとりのお口の状態に合わせた検査やクリーニング、セルフケアのアドバイスを行い、健康な歯を守るお手伝いをしています。
歯ぐきの変化や歯周病について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
ネット予約:https://www.pearl-dental-clinic.net/first/
パール歯科医院
院長 藤田 陽一