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川崎市・小島新田でむし歯が増える季節に!今こそ見直す早期発見の新常識
2025.11.25
みなさま、こんにちは
川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院 院長の藤田です。
当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。
目次
- むし歯が増えやすい季節があるって本当?その理由をやさしく解説
- 初期むし歯はなぜ気づかない?“痛くないのに進む”の真実
- 季節ごとに変わるリスクにどう対応する?家庭でできる予防のポイント
- パール歯科医院で行う早期発見と予防のための取り組み

むし歯が増えやすい季節があるって本当?その理由をやさしく解説
むし歯は季節を問わず起こりますが、実は「増えやすい時期」があります。その一つが秋から冬にかけての季節です。この時期は気温が下がることで水分をとる量が減り、唾液が少なくなりやすい傾向があります。唾液はお口の中を清潔に保つ大切な働きをしており、食べかすや菌を洗い流す役割を担っています。唾液が減るとこの作用が弱くなり、むし歯菌が活動しやすくなるため、むし歯が進行しやすくなるのです。また、冬に近づくと年末の忙しさから生活リズムが乱れやすく、食事の間隔が短くなったり、間食や甘い飲み物の量が増えたりすることも、むし歯のリスクを高める要因になります。さらに、寒さで体調を崩しやすい季節は、免疫力が低下すると口内環境にも影響が出やすくなります。これらの要因が重なることで、気づかないうちにむし歯が進んでしまうことがあるため、秋冬は特に注意が必要です。この季節に合わせて検診のタイミングを見直すことで、大きなトラブルを未然に防ぐことができるため、自分のお口の状態を確認する良い機会といえます。

初期むし歯はなぜ気づかない?“痛くないのに進む”の真実
一般的に「痛くない=むし歯ではない」と思われがちですが、これは大きな誤解です。むし歯は初期の段階ではほとんど痛みがなく、自覚症状が出る頃にはかなり進行しているケースが多く見られます。歯の表面にはエナメル質という固い層がありますが、初期むし歯はこの部分のわずかな溶け始めから始まります。この時点では痛みを感じる神経までは到達していません。そのため、自分では気づかず、見た目もほとんど変化がありません。しかし、進行して象牙質に達するとむし歯のスピードは一気に早まり、痛みやしみる感覚が出てきます。ここまで進むと治療の負担が大きくなるため、できればその前に発見することが理想です。初期段階で見つけるためには、歯科医院での検診が最も有効です。専門的な視診やレントゲンを使えば、肉眼ではわからないレベルのむし歯も確認できます。また、歯の溝や歯と歯の間など、磨き残しが出やすい場所は初期むし歯ができやすいため、「痛くないけれど検診で見つかった」というケースも珍しくありません。痛みが出るのを待つのではなく、「痛くなくても定期的に診てもらう」ことが早期発見の最も確実な方法です。

季節ごとに変わるリスクにどう対応する?家庭でできる予防のポイント
季節によって口内環境が変化することを理解すると、家庭での予防対策もより効果的になります。秋冬は特に水分量が不足しやすく、唾液が減るため、意識的に水分補給を行うことが大切です。お茶やコーヒーではなく、水を中心にこまめに飲むことが口内の乾燥予防につながります。また、砂糖の多い飲み物をだらだら飲む習慣はむし歯を進めてしまうため、飲む頻度や飲むタイミングに注意しましょう。さらに、寒さで身体がこわばると歯ぎしりや食いしばりが増えることがあります。歯に負担がかかると表面に細かい傷がつき、むし歯ができやすくなることもあります。そのため、ストレス発散や睡眠の質を見直すことも間接的な予防につながります。もちろん毎日の歯磨きが基本ですが、特に寝る前のケアは重要です。寝ている間は唾液の分泌が減るため、細菌が増えやすい状態になります。フッ素入りの歯磨き粉を使うと歯を強くする効果が期待でき、初期むし歯を進行しにくくする働きもあります。こうした日常習慣を季節に合わせて工夫することで、むし歯のリスクを大幅に下げることができます。

パール歯科医院で行う早期発見と予防のための取り組み
当院では、むし歯の早期発見と予防を重視した診療体制を整えています。まず、定期検診では視診だけでなく必要に応じてレントゲン撮影を行い、見えない部分のむし歯や、ごく初期の変化まで丁寧に確認します。歯と歯の間のむし歯や、溝の深い部分のむし歯は見た目では判断しにくいため、より正確な診断が可能になります。また、担当制を導入しているため、患者さま一人ひとりの口腔状態の変化にすぐに気づきやすく、長期的な予防プランを立てやすい点も特徴です。清掃では、普段の歯磨きでは落としきれない汚れを専用の機器でしっかり取り除き、むし歯菌が増えにくい環境づくりを行います。さらに、必要に応じてフッ素塗布を行うことで、歯の再石灰化を促し、初期むし歯の進行を抑えるサポートをしています。生活習慣のチェックも重視しており、食生活や磨き方の癖を正しく理解していただくことで、ご自身の力で口腔環境を守れるようお手伝いしています。季節やライフスタイルの変化に合わせたアドバイスも行い、患者さまと一緒に歯の健康を長く守る取り組みを続けています。

まとめ:当院の特徴と予防への取り組み
パール歯科医院では「できるだけ削らない・抜かない」治療方針を大切にし、早期発見と予防に力を入れています。担当制による細やかなチェック、精密な診査、生活習慣に合わせたアドバイスを通じて、むし歯になりにくい状態を長期的に維持できるようサポートいたします。季節によって変化する口内リスクを理解し、早めのケアを取り入れることで、将来の大きなトラブルを防ぐことができます。
ネット予約:https://www.pearl-dental-clinic.net/first/
パール歯科医院
院長 藤田 陽一
院長紹介:https://www.pearl-dental-clinic.net/dr/