医院ブログ
口臭について
2021.06.12
こんにちは。
川崎区小島新田のパール歯科医院です。
本日は口臭について書かせていただきます。
口臭は皆さんが気になる
お口のトラブルの一つだと思います。
中々人には相談しづらいですよね。
自分では気付かないこともあります。
ですが口臭は特別なものではありません。
誰にでも少なからずあるものです。
しかし口臭の程度には個人差があります。
他人が不快感をもつ程度にもよりますが、
口臭がきついと対人関係に影響を
与えたりすることもよくあることです。
ですので、口臭について詳しく
説明させて頂きます。
この機会に口臭に対する、
正しい知識と対処を身に付けて、
きれいな息を手に入れる事に
トライをしてみてはいかがでしょうか?
まず原因についてです。
口臭の原因には様々なものがあります。
口臭の原因のほとんどは
お口の中の細菌が産生する
揮発性のガスからのものです。
この揮発性ガスを抑えるには、
唾液の量とお口の中の衛生状態が
とても重要になります。
その他にも、
適合の悪い充填物、虫歯や歯周病、
アルコール、タバコ、コーヒーや食品、
また病気なども口臭の原因になります。
実際には口臭が無いのに、
本人が気にしすぎるために口臭があると
感じてしまう自臭症もあるようです。
次に対処や予防についてです。
口臭の予防は毎日の歯磨きが基本です。
においの原因物質となるお口の中の汚れを
歯ブラシやデンタルフロス、
歯間ブラシで完全に除去する必要があります。
この汚れとは、
歯垢と呼ばれるもので
前述の悪臭のある揮発性ガスを放つ
細菌のことをいいます。
唾液には歯垢の中の細菌の活動を
抑える効果があるのです。
就寝中は唾液の分泌が
特に減ってしまうため、
起床時に歯垢が増殖して
口臭もひどくなってしまいます。
就寝中の唾液を増加させるのは不確実な為、
就寝前の歯磨きがとても大事になってきます。
口臭予防の歯磨きも、
タイミングを間違えると
効果が少なくなってしまいます。
それと同時に虫歯や歯周病の治療も必要です。
虫歯で歯に穴が開いた場合や、
歯周病でできた深い歯周ポケットには
口臭の原因となる歯垢が大量に付着し、
通常の歯磨きでは除去が
困難になってしまうのです。
虫歯や歯周病も口臭の原因になりますので、
しっかりと治療を行いましょうね。
最後に緑茶に含まれるカテキンや
フラボノールあるいは、キシリトールも
歯垢の中の口臭病原菌の活動を抑える
という報告があります。
キシリトールの含まれているガムや
緑茶も口臭予防に効果的かもしれません。
それでも予防の基本は、
個々の丁寧な歯磨き
ということになるのではないでしょうか。
ですから食後の歯磨きを
徹底してみてくださいね。
口臭のことでお悩みがある場合は、
かかりつけのの歯科医院に
一度相談されてみてはいかがでしょうか?