医院ブログ
歯周病と糖尿病
2020.10.01
こんにちは。
川崎区小島新田のパール歯科です。
今日はまた歯周病について
書かせていただきますね。
歯周病の原因は歯周病菌です、が!
糖尿病の人は歯周病にかかりやすく、
しかも治りにくい事を
ご存知だったでしょうか?
ここで糖尿病の簡単なおさらいです。
中高年になると、
多くの人がかかってしまう病気です。
糖尿病は膵臓に異常が出てしまう病気です。
原因はカロリーの取りすぎ等です。
膵臓が悪くなると、
分泌されるべきインシュリンが
出なくなってしまいます。
インシュリンが
分泌されなくなると、
活動の源となる糖質が
エネルギーとして活用されずに
尿の中に排せつされてしまいます。
つまりインシュリンは
血糖値を調整するという、
大切な役割のあるホルモンなんです。
疲れ、だるさ、乾きなどを訴え、
動脈硬化・歯周病などの諸病を
引き起こしてしまいます。
最初は肥満を示しますが、
悪化すると痩せてくる傾向にあります。
とても怖い病気なのです!
そして糖尿病になると、
免疫力(体力)が落ちてしまいます。
そうなることで細菌への抵抗力がなくなり、
炎症の治りが遅くなっていきます。
つまり歯周病の悪化のスピードが、
糖尿病により加速されるのです!
それは普通の人の
約3倍という学会報告もあります。
ですから糖尿病の人は、
より丁寧に歯を磨いて下さいね。
歯ブラシだけでなく、
歯間ブラシやデンタルフロスも
使ってみると尚良いです。
内科の先生の下で
血糖値もしっかりコントロールして下さい。
カロリー計算、適度な運動等、
お医者様の指示を守ってくださいね。
短期間で進行することもよくありますので、
問題がなくても定期的な
歯周病のメンテナンス(PMTC)も
しっかりしていきましょう。
そして糖尿病に罹患していませんが、
歯周病には罹患している方も
注意が必要です!
歯周病をそのままにしておくと
炎症が広がってしまい、
その際に出る物質が膵臓を攻撃し、
血糖値をコントロールするインシュリンが、
出づらくなってしまいます。
つまり歯周病を放置すると、
糖尿病にかかるリスクも
増加してしまうのです!
歯周病も糖尿病も生活習慣病です。
規則正しい習慣を身につけるように
意識して生活しましょうね!
上記で書かせていただいたように、
糖尿病と歯周病はお互いを引き起こす
可能性がありますので、
どちらかにかかっている方は
歯科医院への
定期的な通院をおすすめいたします。
歯周病の検査等も
当医院で行っておりますので、
ぜひご気軽にご相談ください!